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帰ってきました。北九州に行っていました。
現地で発見したピカチュウ焼き。
色々と突っ込みたいところはありますが、任○堂の許可は無いんだろうなあ・・・
北九州に逗留中に、世にも奇妙な物語を見ました。
人気作家原作ということで期待しておりましたが、正直、ちょいと肩透かしです。
東野さんの「殺意取扱説明書」 これ、好きな作品です。原作も持っています。
暫く読んでいませんので、はっきりとは覚えていないですが、原作は女性が主役じゃなかったっけ?
まあ、別にテレビでは男性が主役になろうが、それはどうでも良いのですが、終わらせ方が納得いかない。
原作では、結局殺人を冒すまでのモチベーションが保てなくて、なし崩しに終わっちゃうんです。その虚脱感が良くて、逆にリアル。
まるで物語のように、ずっと殺意を持ち続けるのは、現実では並大抵の精神ではないですよ。何処かでそのテンションが解けます。
常に「いえやすぅぅぅ!!」と叫んでいる某Mさんのテンションは、現実はムリw
東野さんは、そういう皮肉が上手いんです。
原作は短編集のひとつで、本のタイトル「毒笑小説」の通りに、毒のある笑いがウリなのに、テレビでは無理に「世にも奇妙な」らしさを出そうとしていました。
原作ファンとしては、最後で「何でそういう終わり方にするかなー」ですよ。
取扱説明書を、現代のマニュアルCDっぽい表現方法にしたのは良かったのですけどね。
宮部さんの「燔祭」は、これは原作を知らないのですが、身内が「もしかしたらクロスファイアの前身じゃなかろうか」と言っていました。
えーと・・・超能力もの?
としか感想が出なかった・・・これ、「世にも奇妙な」というよりは、超能力ものじゃないかいなー
「栞の恋」はですね、切ない恋で綺麗に纏まっていました。
時を超えた恋というのも、「世にも奇妙」らしくて良いです。
主人公の時代を昭和40年代にしたのもわかる。だって、あの行為を現代でやったら、ストーカーに近いですよ(苦笑)
文通交流が当たり前の時代でこそ、絵になる話だと思います。
「はじめの一歩」はこの番組の為の書き下ろしだそうですが、短い尺で綺麗に纏めてありました。
神様のキャラが立っていて、オチもちゃんとあって、さすがプロ作品ですね。
で、5作品の中で、一番良かったのは京極さんの「厭な扉」です。
見ていて、「1年後に主人公が同じように誰かに殺される」または「殺される男が主人公自身」という予測は付きました。
結局、主人公が殺したのは、時空を超えた1年後の自分というオチでしたが、更なるオチに唸りました。
これを何度も繰り返しているというオチです。なるほど、これなら確かに永遠に幸福だ。
「世にも奇妙な」らしさとブラックな落とし方が秀逸でした。
全体的な感想としては、せっかく人気作家原作を使うのであれば、番組のコンセプトに適した作品を選んで欲しいことですね。
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「大丈夫です! 俺、矢島ですから!」by オダギリジョー
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