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広島旅行記の続きを書こうと思ったのですが、鍵のかかった部屋の2話を見て、あれ?と思うことがあるので、こちらにしました。
動機となる遺産相続なのですが、資産家夫婦に子供がふたりいて、犯罪歴のある弟は廃除されているので相続人から外れる。
そうなると相続するのは姉のみということになりますが、姉は放棄している。
結論として、相続人はいないということになるのですが、作中では姉の子供ふたりが相続していました。
これ、どういうことなんだろう?と暫く考えましたよ。
姉の子供たちのみを相続人とする為には、まず代襲相続が考えられますが、その条件として母親が祖父母より先に死亡しないといけません。
どちらが先に死亡したのかは明確に言っていませんでしたが、「姉は相続を放棄した」ということは、相続は開始しているということですので、祖父母が先に死亡していることになります。でないと相続は開始しませんから。
となると代襲相続の線は消えますから、次に考えられるのは祖父母から孫ふたりに贈与した。
これならば孫、つまり姉の子供たちのみが財産を受け継いでいることになりますが、贈与は被相続人が生前に行うことですから、そもそも廃除するだの放棄するだのの話は起こらないわけです。相続する財産は既に孫に移っていますから。
後は特別縁故者かな、と。
最初に言っていますように、このケースでは相続人はいないのです。相続されない財産は国庫行きとなりますが、遺言などで被相続人が財産の処分の仕方を特定している場合(何処ぞに寄付とか)、基本的にその意思に従います。
遺言で、「財産は孫ふたりに」とかあれば、最終的に孫たちが財産を受け継くでしょう。上記の贈与を、遺言で行った形になります。
なまじ廃除だの放棄だのと出すより、こちらが一番自然であると思います。「遺言で財産は孫たちにとあったし、俺も姉さんもそれが良いと思って、特に申し立てもしなかった」とでも弟のセリフがあれば良いし。
親が権利を放棄したら、その権利は子供に移るという、一般的な観念からこういうことになったのかもしれません。
これは逆の考え方で、「権利があるのに放棄した。だからその後に連なる人にも権利は無い」というのが相続における放棄なんです。
先程の代襲相続は、本来は相続権利のある人が権利を行使する前に不幸にも死んでしまった。なので、その権利を子供に与えましょうということなんです。
放棄は、元々権利ある人が要らないと言ったのだから、代わりに子供が、というのは筋違いというわけです。
この考え方から、廃除と欠格の場合も代襲相続はあります。
ドラマのトリック自体は、結構唸りますね。
推理小説が世に出てから今日まで、ありとあらゆるトリックが出尽くしました。現在、全く見たことがないトリックというものは皆無と言っても過言は無いでしょう。
既成のトリックを改良したり組み合わせたりして、そのアレンジの腕が問われるのが、今の推理小説なのだと思います。
1話もそうでしたが、2話の密室トリックも面白かったです。
実は鍵はかかっていないのに、空気圧で扉を開けられないようにして密室にする。その後で鍵をかけ、それを開けさせることで、最初から鍵はかかっていたのだと思わせる。
化学トリック+心理トリックが上手に組み合わされていました。
主役の大野くんが、何考えているのかわからないキャラクターを好演しています。
動機となる遺産相続なのですが、資産家夫婦に子供がふたりいて、犯罪歴のある弟は廃除されているので相続人から外れる。
そうなると相続するのは姉のみということになりますが、姉は放棄している。
結論として、相続人はいないということになるのですが、作中では姉の子供ふたりが相続していました。
これ、どういうことなんだろう?と暫く考えましたよ。
姉の子供たちのみを相続人とする為には、まず代襲相続が考えられますが、その条件として母親が祖父母より先に死亡しないといけません。
どちらが先に死亡したのかは明確に言っていませんでしたが、「姉は相続を放棄した」ということは、相続は開始しているということですので、祖父母が先に死亡していることになります。でないと相続は開始しませんから。
となると代襲相続の線は消えますから、次に考えられるのは祖父母から孫ふたりに贈与した。
これならば孫、つまり姉の子供たちのみが財産を受け継いでいることになりますが、贈与は被相続人が生前に行うことですから、そもそも廃除するだの放棄するだのの話は起こらないわけです。相続する財産は既に孫に移っていますから。
後は特別縁故者かな、と。
最初に言っていますように、このケースでは相続人はいないのです。相続されない財産は国庫行きとなりますが、遺言などで被相続人が財産の処分の仕方を特定している場合(何処ぞに寄付とか)、基本的にその意思に従います。
遺言で、「財産は孫ふたりに」とかあれば、最終的に孫たちが財産を受け継くでしょう。上記の贈与を、遺言で行った形になります。
なまじ廃除だの放棄だのと出すより、こちらが一番自然であると思います。「遺言で財産は孫たちにとあったし、俺も姉さんもそれが良いと思って、特に申し立てもしなかった」とでも弟のセリフがあれば良いし。
親が権利を放棄したら、その権利は子供に移るという、一般的な観念からこういうことになったのかもしれません。
これは逆の考え方で、「権利があるのに放棄した。だからその後に連なる人にも権利は無い」というのが相続における放棄なんです。
先程の代襲相続は、本来は相続権利のある人が権利を行使する前に不幸にも死んでしまった。なので、その権利を子供に与えましょうということなんです。
放棄は、元々権利ある人が要らないと言ったのだから、代わりに子供が、というのは筋違いというわけです。
この考え方から、廃除と欠格の場合も代襲相続はあります。
ドラマのトリック自体は、結構唸りますね。
推理小説が世に出てから今日まで、ありとあらゆるトリックが出尽くしました。現在、全く見たことがないトリックというものは皆無と言っても過言は無いでしょう。
既成のトリックを改良したり組み合わせたりして、そのアレンジの腕が問われるのが、今の推理小説なのだと思います。
1話もそうでしたが、2話の密室トリックも面白かったです。
実は鍵はかかっていないのに、空気圧で扉を開けられないようにして密室にする。その後で鍵をかけ、それを開けさせることで、最初から鍵はかかっていたのだと思わせる。
化学トリック+心理トリックが上手に組み合わされていました。
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矢島秀義
性別:
非公開
自己紹介:
九州でまったり棲息するナマケモノです。
「大丈夫です! 俺、矢島ですから!」by オダギリジョー
e-mail hide-yajima@hotmail.co.jp
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