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桜梅桃李

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ピクシブに、同じ声の人ということでアメストリア軍服を着た権現を上げているのですが、改めて描いたら違和感無い・・・
短髪と体格が、如何にも軍人らしいからでしょう。
実は最初は髪を下ろして描いたのですが、もう大佐と変わりなかったので通常に戻しました。
これで上着の丈を短くして黄色にしたら、家康モデルになりますな(笑) 今度描いてみよう。


一昨日でしたっけ。放送のあった「目線」を見ました。
王道ミステリで、トリック自体は目新しくありません。割とわかりやすい。
ですが、動機や人間関係、伏線が丁寧で、まさしく王道ミステリ。
原作つきですので、多分原作はもっと長いのではないでしょうか。動機に繋がる過去部分をドラマ化では短くしたんじゃないかな。
ミステリと雖も「お話」なんです。やはり、話として鑑みると、どうしてこういうことになったのかという動機部分が弱いと、トリックを見せたいが為の取ってつけた動機になって、作品としてはお粗末になります。
その点がこの話はしっかりしていました。
また、トリックや動機への伏線が上手く、ああ、あれはこういうことだったのかと無理なく見られました。
この伏線の使い方次第で、作者の力量がわかるのですよね。特にミステリは。
あからさまだとネタが読まれる。かと言って出さないとアンフェア。如何に自然に出すかに、作者は骨を折ることでしょう。
この先はネタバレになりますので畳みます。

先に言います。犯人はヒロインのあかり。
作品紹介の説明では、「車椅子の主人公は大会社一族の三女で、そこで殺人事件が起こり、一族に隠された愛憎が浮き彫りになる。」とありましたので、てっきりタイトルの「目線」とは、車椅子のヒロインだからこそ、彼女目線で気付いたことがきっかけで・・・と思っていたのです。
これは逆でして、犯人が車椅子だからこそ、他の者の目線から隠れることができた、という意味です。
下肢が不自由だから犯行は無理だろうと最初から除外されがちですが、そこも逆手に取って、電動車椅子の動力を使っています。
既成概念を裏切る発想で、突拍子もないということは無いですが、とにかく丁寧でした。
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